トップ  >  楽曲紹介  >  17 散弾銃のテレキャスター

初出 2014-07-08

 
■概要
 
作詞作曲編曲:フゥ
Key=F#m
BPM=160
時間=現在3:40くらい
曲調=ロック
照明=サビまでは暗め、サビは思いっきり派手な感じ


■構成
 
Intro1-A1-B1-C1--Intro2-A2-B2-C2-Solo-C3-C3-Outro

 

AメロとBメロの間、サビ前のあいてるところは、

ギターとベースのフレーズであとから埋める予定。


■進行(C#mキー)

|DM7-----|E-------|F#m-----|A-------|


■歌詞

 

「散弾銃のテレキャスター」

 

アナグラムされた SOSを
垂れ流すそれは 生存本能
ワンクリックで どんぶらっこっこ
ネットの波は 飲み込んでくれた

 

宛先のない 手紙のよう
画面 向こう 誰かいるかな
ちっぽけな声は 存在証明
歌うことを やがて覚えた

 

涙錆びた ギターの雨
下らない 憂鬱だけ 撃ち殺して

 

散弾銃の テレキャスター
僕の憂鬱へぶっ放して
仮想現実の 漂流者
オンも オフも それはリアリティ

 

文字だけだった 君も今
こうして触れて 横にいる
仮想現実の 漂流者
SOSは まさか 届いた

 

 

誰かが作った 立派なもんも
あるけどなんか しっくりこない
自分の言葉 そうメロディで
消える感情 焼き付けたいな

 

フローリングで 変な体勢
固まっちゃって 何時間だろ
見開いた目に ユーガットメイル
ピント 戻る ご飯食べよう

 

感触を頂戴 食い込むくらい
固くなった 指はちょっと 誇らしいや

 

散弾銃の テレキャスター
君の憂鬱へぶっ放して
仮想現実の 漂流者
風穴開けてみたいんだ

 

住所本名 興味はない
がっこの子より なんか近い
仮想現実の 漂流者
赤いフォント 新着のメッセージ

 


散弾銃の テレキャスター
心がとまらないように
散弾銃の テレキャスター
風穴開けてみたいんだ

 


散弾銃の テレキャスター
僕の憂鬱へぶっ放して
仮想現実の 漂流者
オンも オフも それはリアリティ

 

文字だけだった 君も今
こうして触れて 横にいる
仮想現実の 漂流者
SOSは まさか 届いた

 

|DM7-----|E-------|F#m-----|A-------|
(×2)

DM7       E
アナグラムされた SOSを
F#m            A
垂れ流すそれは 生存本能
DM7       E
ワンクリックで どんぶらっこっこ
F#m            A
ネットの波は 飲み込んでくれた
D      E
宛先のない手紙のよう
F#m          A
画面 向こう 誰かいるかな
DM7      E
ちっぽけな声は 存在証明
F#m          A
歌うことを  やがて覚えた

|DM7-----|E-------|F#m-----|A-------|
(×2)

DM7 E     F#m  A
涙錆びた ギターの雨
          DM7  E      F#m     A
下らない 憂鬱だけ 撃ち殺して

DM7   E             F#m        A
散弾銃のテレキャスター 僕の憂鬱へぶっ放して
DM7   E         F#m       A
仮想現実の漂流者 オンもオフもそれはリアリティ
DM7         E      F#m          A
文字だけだった君も今 こうして触れて横にいる
DM7      E      F#m   A
仮想現実の漂流者 SOSはまさか届いた


|DM7-----|E-------|F#m-----|A-------|
(×2)


DM7     E
誰かが作った立派なもんも
F#m            A
あるけどなんかしっくりこない
DM7     E
自分の言葉 そうメロディで
F#m          A
消える感情 焼き付けたいな

DM7       E
フローリングで 変な体勢
F#m            A
固まっちゃって 何時間だろ
DM7      E
見開いた目に ユーガットメイル
F#m          A
ピント戻る ご飯食べよう


   DM7  E     F#m  A
感触を頂戴 食い込むくらい
       DM7   E             F#m     A
固くなった 指はちょっと 誇らしいや

DM7   E             F#m        A
散弾銃のテレキャスター 君の憂鬱へぶっ放して
DM7   E         F#m       A
仮想現実の漂流者 風穴開けてみたいんだ
DM7   E          F#m           A
住所本名興味はない がっこの子よりなんか近い
DM7      E    F#m        A
仮想現実の漂流者 赤いフォント新着のメッセージ


|DM7-----|E-------|F#m-----|A-------|
(×2)

DM7   E             F#m       
散弾銃のテレキャスター 心がとまらないように
DM7   E         F#m              A
散弾銃の テレキャスター 風穴開けてみたいんだ


DM7   E             F#m        A
散弾銃のテレキャスター 僕の憂鬱へぶっ放して
DM7   E         F#m       A
仮想現実の漂流者 オンもオフもそれはリアリティ
DM7         E      F#m          A
文字だけだった君も今 こうして触れて横にいる
DM7      E      F#m   A
仮想現実の漂流者 SOSはまさか届いた


|DM7-----|E-------|F#m-----|A-------|
(×2)

 

 

仮名

アナグラムされた えすおーえすを

 

たれながすそれは せいぞんほんのう

 

ワンクリックで どんぶらこっこ

 

ネット なみは のみこんでくれた

 

あてさきのない てがみのよう

 

がめん むこう だれかいるかな

 

ちっぽけなこえは そんざいしょうめい

 

うたうことを やがておぼえた

 

 

なみだ さびた ぎたーのあめ

 

くだらないゆううつだけ うちころして

 

 

 

さんだんじゅうの テレキャスター

 

ぼくのゆううつへ ぶっぱなして

 

かそうげんじつの ひょうりゅうしゃ

 

おんもおふも それはリアリティ

 

もじだけだった きみもいま

 

こうしてふれて よこにいる

 

かそうげんじつの ひょうりゅうしゃ

 

えすおーえすは まさかとどいた

 

だれかがつくった りっぱなもんも

 

あるけどなんか しっくりこない

 

じぶんのことば そうめろでぃで

 

きえるかんじょう やきつけたいな

 

フローリングで へんなたいせい

 

かたまっちゃって なんじかんだろ

 

みひらいために ゆーがっとめいる

 

ピントもどる ごはんたべよう

 

 

かんしょくをちょうだい くいこむくらい

 

かたくなったゆびはちょっと ほこらしいや

 

 

さんだんじゅうの テレキャスター

 

きみのゆううつへ ぶっぱなして

 

かそうげんじつの ひょうりゅうしゃ

 

かざあなあけて みたいんだ

 

じゅうしょほんみょう きょうみはない

 

がっこのこより なんかちかい

 

かそうげんじつの ひょうりゅうしゃ

 

あかいふぉんと しんちゃくのメッセージ

 

 

さんだんじゅうの テレキャスター

 

こころがとまらないように

 

さんだんじゅうの テレキャスター

 

かざあなあけて みたいんだ

 

 

 

さんだんじゅうの テレキャスター

 

ぼくのゆううつへ ぶっぱなして

 

かそうげんじつの ひょうりゅうしゃ

 

おんもおふも それはリアリティ

 

もじだれだった きみもいま

 

こうしてふれて よこにいる

 

かそうげんじつの ひょうりゅうしゃ

 

えすおーえすは まさかとどいた

 
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■説明、みたいな
 
「いいよね~リア充で!」
「リア充ってなに?」
「リアルが充実してる人のことだよ。」 
「…リアル以外にどこが充実するの?」
※ 本 物 の リ ア 充 の 殺 傷 能 力 が ヤ バ い”
 
先日、そんなコピペを見かけた。
ゲンさんに、「ほんとだよね、リアル以外にどこが充実するんだよ、
オンラインもオフラインもリアルに決まってるじゃんー」と話したら、
そういう発想もあるかと言われたことに、この話は端を発する。
 
私には、リアルしかないよ。
オンラインもオフラインも、私にとっては全てリアルだ。
 
 
高校生の頃に、初めてインターネットに接続した。
チャットにはまって、朝まで顔も本名も住所も知らない人と語り明かした。
ほとんど寝ないまま大学の講義を受け、机に突っ伏して爆睡していたこともあった。
 
冗談の言い方も、形式ばったビジネスメールの書き方も、
バーで隣にいる人に話しかける方法も、仮想現実の世界で私は覚えていった。
まぁ、そのバーは、TRPGの中世ヨーロッパ世界だったけどね。
このところ週末金曜日に毎週近くのワインバーに飲みに行っても、
やっぱり似たような会話をしている。
現代の現実世界でもほとんど変わりないな。
 
 
親は、高校生の私に、ネットは危ないと言い聞かせた。
そうだねと頷きながら、内心では知ったこっちゃなかった。
特に出会いは求めていなかったから、ほとんど実際に会うことはなかった。
ただ、遠く離れた他者と意思疎通が出来る魔法の機械に、私は夢中だった。
 
その頃からだったと思う。
放っておけば忘れていくだろう感情を残したくて、携帯の下書きメールに、誰にも出せないメールを書き綴るようになった。
掲示板でやり取りして、遠くの人と歌を作るようになった。
 
残したい、形にしたい、忘れないように。
自分にとって大切なはずの気持ちも、時と共にどんどん風化していく。
そこにあったはずのものが、あっけなく消えてしまう。
それが、たまらなくやりきれない気がして。
 
曖昧で不確かな、形のない私の欠片を、実体化させたい。
そんな衝動で、多分私は曲を作っている。
 
仮想現実の漂流者のように、今日もネットの海を漂いながら。
もし叶うなら、誰かが重なってくれることを願って。
 
 
ここ数年くらいでよくリア充って言葉を聞くようになったけどさ。
私にとっては、オンもオフも全てリアルだ。
 
君のギターは私に涙を流させたし、
彼の絵は確かに私のハートを撃ち抜き、
あなたの言葉で明日も頑張れる気がしている。
 
それらは私にとって、確実に本物だ。
 
 
初めて買ったちょっとお高いギター。
分不相応かもしれないけど、音とルックスに一目惚れして買った、
フェンダーUSAのテレキャスター。
 
私は絵は描けないし、小説も得意じゃないけど。
歌うことは出来るから。
 
『散弾銃の テレキャスター
 君の憂鬱へぶっ放して』
 
『仮想現実の 漂流者
 オンも オフも それはリアリティ』
 
 
 
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